火の力を持つ国王様は愛も熱い
真剣に選んでくれてるアクア可愛い…
アクアが選んでくれてるところを眺めているだけでも楽しい。
アクアが選んでくれてる間に足のサイズの計測がされる。
そっか…今日決めて作ってもらって貰えるのは後日だ。
ここに来てもう1ヶ月経つのに、まだ向こうでの暮らしのリズムだなぁ…
「ルーナ。決まったから帰ろうか」
「うん!どのデザインにしてくれたの?」
「来てからのお楽しみだよ」
「えぇ、気になるけど楽しみ」
恋人同士楽しい…!
浮かれながらお店を出ると、向かいの仕立て屋さんの店主が少し慌てた様子で出てきた。
「アクア様、ルーナ様!ご機嫌麗しゅうございます…」
「どうかしたのか?」
「申し上げにくいのですが、店にある充電スポットの蓄電が無くなってしまいまして…ルーナ様に電力の供給を頼めないかと…」
う…どうしよう…私、出来ないのに。
でも出来ないなんて言えないし、やる振りだけして機械の方の不具合って事にしておこう。
「分かりました」
「…ルーナ大丈夫?断っても良いんだよ」
アクアは小声でそう言う。
「大丈夫、頑張れば少しは供給出来ると思うし」
仕立て屋さんは充電スポットの1つになっていて、レストランよりは利用頻度が少なったから無くなるまで気付かなかったのかもしれない。
私は充電スポットのカバーを外して、手の平を上に向けて力を溜める。
すると、いつもは小さく弱々しい電流の球しか出来ないのに今日は大きく、しっかり電流が流れているような気がする。
こんなしっかりした電気出たの初めて…
不思議に思いながら蓄電器に触れると、みるみるうちに蓄電がされていく。
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「…終わりました?」
「おおぉ!流石、ルーナ様です!」
自分でも何で出来たのか不思議…