火の力を持つ国王様は愛も熱い


お城へ戻り、着替えをしに部屋へ戻ると私は手の平を広げて再び雷の力を手に込めてみる。


するといつもの小さく弱々しい電気の玉が出来る。


???


さっきのは何だったんだろう?

今までこんな事はなかったけど…もしかして、アクアとラブラブだから活性化するとか!?

って、そんな事ないか。

今はそれよりも、アクアの事で頭がいっぱいだ。


今までだって好きだったけど、この後夕食で会うのにもう恋しい…


本当に恋するってこういう事なんだ。


ここでの夕食は基本的にはダイニングルームで取ることが多いけれど、各々好きな場所で食事を取ってもよくて、基本的には自由だ。


今夜はダイニングルームで夕食をとる事にしていて、着替えを終えた頃にアクアが迎えに来てくれるらしい。


着替えを終えると私は扉の前でアクアが来るのをウロウロしながら待つ。


コンコンッ


「はい!」

「ルーナ?着替え終わった?」

「うん、今行くね」

急いで扉を開けると、アクアがいていつもよりもキラキラして見える。

「行こうか」

「ん」

アクアの腕に掴まって部屋を出た。

ダイニングルームに着くと、アクアはエドワード王様の方へと歩いた。

「父上、母上」

「どうかしたのか?」

「本日よりルーナ姫様と交際する事となりました。お見知り置きください」

私は急いでお辞儀をした。

アクアと恋人になれて浮かれてたけど、本当に大丈夫だったかな…エドワード王様の大事なご子息なのに、国に返されたり……

急に不安になり始めてしまう。


「そうか!ルーナ姫様、アクアの事宜しく頼むよ」

「いえ、こちらこそ…宜しく御願い致します」

「まぁ!アクア、ルーナ姫様おめでとう…アクア、ルーナ姫様の事大切にするのよ?」

「一生大切にするよ、それでは席に戻ります。ルーナ行こう」


席に戻ると、ちょうどアリスとジョシュア様がダイニングルームへとやって来た。

するとアリスが急いでこっちに来る。

「ルーナっ…昼間の約束ちゃんと守ってくれた?」

「うん…それで……アクアと恋人になれたよ」

「ええぇ!本当!?良かったぁ!アクア!これからは他の女の子に思わせぶりな態度取ったらダメだからね!」

「えっ…?俺、そんな事した事ないよ!」

「ほら、無自覚!いい?今度から女の子に何か誘われたら恋人がいるからって言って断るの!わかった?」

アリスはアクアに言い聞かせる様に話す。

責められてる?のを止めた方がいいか戸惑っているとジョシュア様は私の肩を叩いた。

「止めなくても問題ない。アリスの方が姉だから、お姉ちゃんぶりだいだけだから」

「あ、そうだったんだ…」

そう言われてみたらアリスがアクアの世話を焼いてる場面何度か見た事がある。

アリスの方がお姉さんなんだ…

「恋人になれて良かったな。おめでとう」

「ありがとうっ」

楽しい夕食となった。

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