あなたを憎んでいる…でも、どうしようもなく愛してる
私達は、看護師の案内してくれた部屋へと静かに入った。
ここは、個室になっていて、小じんまりとしてはいるが、ウッド調の家具とテーブルが置いてある。
いかにも病室という緊張感のある部屋ではなく、リラックスできそうな心地よい部屋だ。
部屋の窓際にベッドがある。
近づくと、神宮寺がそこに寝ていた。
不謹慎かもしれないが、神宮寺の寝顔は美しいく、このままずっと見ていたくなる。
すると、須藤が小さな声を出した。
「…心配したが、とりあえず神宮寺は無事でよかった。よくここまで自分で来れたもんだ。」
須藤は安心したのか、ベッドの横に置いてある木の椅子にゆっくりと腰を下ろした。
すると、間もなくしてカチャリと音を立ててドアが開けられた。