クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
「それが、今日に限ってTバックだったのぉぉぉ。もう、お嫁にいけない! ゼッタイ、はしたないって思われているわ!」

 そう言って、お嬢さまはしくしくと泣き始めた。

「お嬢様、ですから学園に行かれる時は、趣味はお控えくださいと申しておりましたのに。万一のことがあっては、お嬢様の評判を落とすことになりますから、止めましょうと。でも、遅かったようですね。今日はTバックでしたか。そうですか、紐でしたか。……それで、その後の殿下はどうされましたか?」

「うぅぅ。私、恥ずかしくてお顔はしっかりと見られなかったけど、アイザーク様は落ち着かれていて。ぐすっ。私がばらまいてしまった書類を集めて、代わりに持って行ってくださいましたわ。でも、何も言ってくださらなくて。ぐすっ。きっと、ダメな子って、思っているハズ……」

 ひとしきり泣いたお嬢さまは、疲れてしまったのか、夕食も食べずにお風呂も入らずに、寝てしまわれました。

あ、宿題もしていないですね。それだけショックだったのですね。でも、見られた相手はアイザーク殿下おひとりであったなら、それほどひどいことかしら? まぁ、お嬢さまの紐パンは、いろいろよろしくなかったかも、しれませんが……




(Side アイザーク)

 俺は今日、ものすごいものを見てしまった。

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