クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
「あら、お嬢様。昨日は派手にプロポーズされ、殿下から3回もキスされていたではありませんか。抜群の効果ですよ。それに、注意事項が書かれていましたわ。女性の場合、まれに効果が遅く、連続して現れることがあります、って」

 サリーの言う通り、あのキスが効果だったのかしら。最後のはキスというか……なんというか……なんだか、いろんなところにキスされまくってしまったけれど、一応、純潔は守れているから、いいのかしら。一応、ね。

 とにかく、プロポーズもしてくれたし、悪役令嬢の私だけど、卒業パーティーという重大イベントを無事に越えることができた。あとは結婚式だわ。そこまでいけば、バッドエンドにはならない、かしら?





(Side フィルデリア)

「サリー! 買うことはできた?ちょっぴり☆イタズラ薬、すっごい人気って聞いたけど!」

 卒業パーティーも終わり、一息ついた私は庶民に人気のイタズラ薬の購入を、侍女のサリーにお願いしていた。

「はいはい、フィルお嬢様。先ほど、無事に購入できましたよ~。一人3本までの、限定購入でした!」

「きゃあぁぁ! じゃあ、3人にイタズラできるのね!」

「……お嬢様、そんなにイタズラしたい相手がいらっしゃるのですか?」

 あ、サリー、そんな冷たい眼でみないで…

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