クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
 ちょっと仲良くなれたけど、何もイベントは発生しないし、殿下の目は、いつでもあのクールビューティーな婚約者、フィルデリア様のことしか見ていなかった。いっつも、殿下のことを観察していたから、私はフィルデリア様がいかに残念な方か、よ~くわかったわ。

 だから、フィルデリア様の噂も、簡単に広まってくれた。こっちの世界の人って、結構、単純なのよね。すぐに信じてくれたし。でも、あのイベント高確率発生の卒業パーティーで、なんと殿下は、フィルデリア様に公開プロポーズをして、私、バッサリ切られてしまいました。

 もう、こうなったら、次のルートね。やっぱり、次期宰相と名高いエリック・バートン侯爵令息かしら。氷の宰相候補と言われるほど、賢い方だけど、私のこの熟れた身体で、ゼッタイ落として見せるわ! そしてラブラブ学園ライフを送るのよ!





(Side アイザーク)

 俺、アイザーク・クロスロードは、この国の王太子をしている。先日、ようやく学園を卒業して、今は時期王となるための研鑽を積んでいる。が、今、俺の頭の中は、学園の卒業パーティーでしてしまった、失敗の後悔で占められている。

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