クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
 あの日、俺は愛しい婚約者のフィルデリアに、カッコよくプロポーズを決めて、有頂天になっていた。彼女にキスをしたら、「もう、おしまいですか?」なんてオネダリされたのだ! ここで決めなくてどうする! と、俺は彼女を王室専用サロンに連れ込んだ。

 その後、ちょっと、がっつきすぎたんだよなぁ~。フィルが「結婚するまでは、キスだけ」なんて言うから、なら全身にキスしてやる! と、秘境に手を伸ばしたまでは良かった。だが……

 あの黒いパンツはなんだ! けしからん! ちょうどいいところに穴が開いていて、指を簡単に入れることができた。非常にけしからん下着だ。あれでは、パンツを下ろさないでも、俺の滾った肉棒が簡単に入ってしまうではないか!

 ――いかん、また衝撃が腰に来た。

 とにかく、あの時の俺は興奮の極みだった。だから……そう、だから、秘境にキスしようとフィルのパンツを下ろして、淡い茂みを探って、ちょっと濡れた秘境の入り口に、俺の舌が入ろうとしたところで――爆発した。

 俺の息子が爆発した。――The・End

 あの日、俺は燃えた、燃え尽きちまった……というわけで、フィルを満足させることができていない。俺も満足していないけど。今度こそ、リベンジだ! いつできるか、どこでできるか、作戦を立てないといけない。ああ、あの日はチャンスだったのに。息子よ……





(Side エレノア)

< 36 / 93 >

この作品をシェア

pagetop