クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
 今日も、不可解なことが起こった。エレノア・レイ男爵令嬢だ。またあの女だ。なんと今日は、今日は! わ、私の……

 今でも、頭の中で繰り返されるフレーズ。

「ちぃっちゃ」

 あれは何だ! 決して、私のアレを見ての感想ではないハズ……ないハズ……な……ないと思いたい。

 そもそも、トイレで寛いだ後で、私の息子はリラックスしていたのだ。さらに、ベルトを締め忘れるなど、う……サロンで右手に頑張ってもらおうと、思っていたわけではない。サロンには、アイザーク殿下の残された「女体本」があるのだ。時々、お世話になるだけだ。お世話になっている時は、決して、決して、小さくなどない。ないハズだ……ないと信じたい。

 そうだ、そう言えば、あの女は「ハミガキコチューブ」とも言っていた。古代語であろうか。彼女は時々、不思議な言葉を話し、それは古代「ニホン」の古代語であることはわかっている。私は、古代語辞典を取り出して、ハミガキコチューブなるものを調べた。

 ふむ、歯を磨く際に使用する粉を入れるための入れ物で、平均的な大きさは5センチ×20センチとある。うむ。これであれば、非興奮時の男性の性器としては、平均以上だ。やはり、彼女は私の息子を見て、「小さい」といったわけではない。そうだ、そうに違いない!




(Side アイザーク)

 俺は、ボケっとしていた。いつもではない。たまたまだ。

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