クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
 胸についているアレは丁度良い形になってきて、スリムなドレスを着ると谷間も見える。俺の方が背が高いから、いつも彼女を見ると、その谷間も見えて、思わずニコッとしてしまう。涎がでそうになるが、そこは我慢だ。

 キュッとくびれた腰まで伸びた、銀色の髪。その銀に美しい紫の瞳。公爵令嬢としての気品を持ち、常に周囲を従わせるオーラがある。その様子から、クールビューティーと言われているが、その実態はアホを隠すためだということも知っている。そのギャップに萌える。

 将来、王となる俺の隣に立つのに相応しい、美しさと気品を持っている。頭(おつむ)は弱いが、そこは俺がカバーする。完璧な人などいない。まぁ、俺は完璧だが。

 とにかく、俺はフィルデリアが大好きだ。もう一度言う、大好きなんだ。すぐに突っ込みたいくらい好きだ。

 だが、最近のフィルデリアは絶対、何か誤解している。エレノア嬢とは、ただ単に宰相からの依頼だから、やむなく一緒にいるというのに、俺の気持ちがまるでエレノア嬢に移ってしまったと、誤解している。

 このままでは悲しいので、フィルデリアだけに事情を話していいかと宰相に聞いても、正体がわかるまでダメだと言われてしまった。誤解を解く方法がない。参った。どうしたら、彼女の誤解を解けるのか。

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