クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
「君は……エレノア・レイ男爵令嬢か。申し訳ないが、食事券は君にあげるので、だれか他の人と……」
私はこれまで、あまりいい思い出のないエレノア嬢と出かける気になどなれなかった。サッと券を渡そうとしたところ
「きゃぁぁ、これ、あのヨロイダカですよ! 噂のデザート専門家の! すっごぉおおい」
「なに、そんなに有名な店なのか?」
「え? エリック様、ご存じないのですか?」
そうやって、コテンと首をかたげてこちらを見る姿は、まぁ……ほどほどに可愛らしい。
「そうか、そんなに有名な店なら、一緒に行ってもいいが……せっかくだし」
そうだ、彼女のことは父の宰相も疑っていた。何かこう、怪しげな知識が多いとのことだったが、まぁ、害がなさそうなので、調査は打ち切りとなっていた。
思えば、彼女とはいい思い出がない。黄土色のカレーパンから始まって、「ちぃっちゃ」事件。さらに「インポ」事件まで。だが、彼女の発する言葉には不思議なものが多いのも事実だ。カレーパン、歯磨き粉チューブ、さらにインポ。これらの言葉は、古代語と言われ、通常は王立図書館に行かなければ内容などわからない。
「あっ、エレノア様! ブーケを受け取られたのですね!」
「エレノア様、今日も可愛らしくて、食べちゃいたいくらいですわ……」
私はこれまで、あまりいい思い出のないエレノア嬢と出かける気になどなれなかった。サッと券を渡そうとしたところ
「きゃぁぁ、これ、あのヨロイダカですよ! 噂のデザート専門家の! すっごぉおおい」
「なに、そんなに有名な店なのか?」
「え? エリック様、ご存じないのですか?」
そうやって、コテンと首をかたげてこちらを見る姿は、まぁ……ほどほどに可愛らしい。
「そうか、そんなに有名な店なら、一緒に行ってもいいが……せっかくだし」
そうだ、彼女のことは父の宰相も疑っていた。何かこう、怪しげな知識が多いとのことだったが、まぁ、害がなさそうなので、調査は打ち切りとなっていた。
思えば、彼女とはいい思い出がない。黄土色のカレーパンから始まって、「ちぃっちゃ」事件。さらに「インポ」事件まで。だが、彼女の発する言葉には不思議なものが多いのも事実だ。カレーパン、歯磨き粉チューブ、さらにインポ。これらの言葉は、古代語と言われ、通常は王立図書館に行かなければ内容などわからない。
「あっ、エレノア様! ブーケを受け取られたのですね!」
「エレノア様、今日も可愛らしくて、食べちゃいたいくらいですわ……」