クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
 彼女も私が古代語を知っていることに、くいついてきた。この際だから、間違いを訂正させておきたい。もう少し、こう、お酒が入れば、私のアレがちっちゃくもインポでもないことを、伝えることもできるだろう。

 そうして、二人で結婚式の3次会の会場に行った……ところまでは覚えている。二人で話が盛り上がったことも。





 チュン、チュンと鳥が鳴いている。そして見慣れない天井、隣に寝ているのは、裸のエレノア嬢。二日酔いもあるが、妙にスッキリとしている。そう、これぞ朝チュン……ん? 朝チュン???





――思い出した! 昨夜は、エレノア嬢がどうやらベストセラー作家であったことに興奮して、二人で3次会の酒場で盛り上がり、そのまま彼女の部屋にある資料を見ようと言うことになり……

 致してしまった。いや、きっかけは自分だ。「私はインポでも、小さくもない」から、では実践して証明しよう、という流れになった……な。はい、私が手を出しました。ごめんなさい。酔っていたとはいえ、女性の純潔を散らしてしまった。

 エレノア嬢は確かに初めてだった。お互い知識だけは豊富だったから、わりとスムーズに合体してしまったが。元々庶民とはいえ、今や男爵令嬢。これは、責任問題だ。

「ん、んん……」

「エレノア嬢、起きたか」

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