西園寺先生は紡木さんに触れたい
「で、何なんだ?こんな事聞いてきて。」
「い、いや、別に。ただ霧島くんがどれだけ葵のことを好きなのか確認したくて。」
そう言う紡木に、蓮はハハッと笑って「そんなん、宇宙一よ!」と高らかに言った。
「…私も、霧島くんの力になりたい。」
蓮の気持ちを聞いて、紡木は決心したように彼をまっすぐに見つめてそう言った。
「お、おお。よろしくな。」
急に改めて何なんだ、と蓮は内心不思議に思いながらもそう返した。
「とりあえず、明日は…。」
紡木が考えた作戦を蓮に話すと、「おお!ツムツムサイコー!」と蓮は紡木にグーサインを送った。
「そうと決まれば、葵にはこっちからメッセージ送っとくね!」
「おう、よろしくな!」
そう言うと、蓮は先に下駄箱に向かっていった。
よし。
きっとこれなら、葵も蓮の本気度に気付いてくれるだろう。
紡木はにっこりと笑って、残りのジュースを飲み干した。