西園寺先生は紡木さんに触れたい

「は〜い、席についてね。最後の補講を始めま〜す。」


化学準備室から出てきた西園寺がそう言うと、3人とも大人しく席について、プリントに手をつけ始めた。


最終日の補講も何事もなく終わると、「お疲れ様〜。」と言って、西園寺は準備室に消えていった。


そしてすぐにビニール袋を持って、化学室へと戻ってきた。


3人が西園寺を見つめて?を頭上に浮かべていると、西園寺はにこにこ笑顔を浮かべて彼女たちを手招きした。


「わあっ…!」

「やったー!ケイト先生最高!」

「旨そう!」


袋の中に入っていたアイスクリームを見るや否や、3人は嬉しそうな声を上げた。


「1週間頑張ったご褒美にね。4人だけの秘密だよ。」


そう言って西園寺は、3人にアイスを取るように促した。

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