西園寺先生は紡木さんに触れたい

「気まずすぎる〜〜…。」


ポツリと天井に向かってつぶやくと、「花奏!起きなくていいの?今日から学校でしょ!?」と紡木の母が廊下から叫んだ。


その声に紡木はびくりと身体を震わせて、それからゆっくり身体を起こした。



行きたいくない…けど。
こうやって駄々を捏ねるわけにもいかない。
…行かなきゃ。


そう心で呟いて、朝食を摂るためにリビングに向かった。




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