西園寺先生は紡木さんに触れたい
「…じゃん。」
「え?」
「いや…それって紡木さんのことじゃん!」
「はあ?」
急に自分の名前を出された紡木は、おもわず目を丸くしながら視線を西園寺に戻した。
え?なんで私の名前が出てくんの??
どういうこと??
そう混乱しているのも束の間。
西園寺は紡木に少しだけ近づくと再び近づいた。
「好きです、付き合って…いや、結婚してください!」
????!???!!??
「…え、性犯罪者予備軍ですか?キモ…。」
紡木はしまった!と思って口に手を当てたけど、どう考えても手遅れだった。
西園寺は紡木の言葉にぽかんと口を開けて呆然としていた。
ああ、神様。
どうして今私はこの得体も知れない先生に告白されているのでしょうか。
間違いだらけの人生にもう嫌気が差しました…
なんでこんなにもめんどくさいことに巻き込まれるのか、教えてください…