君と恋をするための三か条
怒らないで、なんて困ったように笑う麗花を前に、「ありがとう。麗花の目にも、俺はイケメンに映るんだな。そういうことなら」と素直に受け止める他なかった。

「世間一般的に、ね。私だって見る目くらいあるんだから」

麗花はわかりやすくハッとして慌てて付け加えるけれど、麗花の本心が垣間見えて俺は嬉しい。


一通り屋内を見て回り外に出ると、空の色は一層暗くなっていた。

「今にも降り出しそうね…」

先に外を回れれば良かったのだが、見たいショーの時間の関係で屋内からになってしまった。

暗雲が立ち込める中、俺はあえて明るい声を出す。

「寒くないか? 小雨なら、レインコート持ってきてるしそれでなんとかなるよ」

「大丈夫だけど……レインコートなんて持ってきてたの?」

目を丸くしてそう問われる。そんなに驚くことか?
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