そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?
マシューの言葉にソフィアは目を大きくし、「そんなことない」と話に割り込もうとしたが、続いた冷めた笑い声と台詞に、頭をガツンと殴られたような衝撃を受ける。
「俺はソフィアを娘だなんて思っていない」
マシューから「ゼノン様」と非難され、ゼノンは「思えないのだから仕方ないだろ」と開き直ったように反論する。
ソフィアは後退り、ゆっくりと応接室から離れていく。
階段まで戻る途中で落ち合ったハンナに「お礼はよろしいのですか?」と聞かれ、ソフィアは「やっぱりいいわ」と弱々しい笑みを浮かべた。
歪なのは感じていたが、娘としてそれなりにうまく父と良い関係を築けているのではないかと思っていたため、自分の浅はかさにソフィアはため息をつく。
と同時に、先ほどの腕試しでしっかりとゼノンの期待に応えることができて良かったと、心の底からホッとする。
手駒のひとつとしか思われてないのだから、これからも油断せず、学力や魔力の研鑽にしっかり励まないとと、ソフィアは気持ちを新たにしたのだった。
淑女としての立ち振る舞いやマナーなどを重点的に学びながら、学力や魔力の底上げをして、少しずつレベル上げをして日々を過ごした。