そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?

結果として能力の最低値が上がってしまったため、ここ最近は他の勉強に追われているのだ。

しかも、「教養」はソフィアの普段の振る舞いによって数値が上がったり下がったりする。

大口を開けてあくびをしたり、大笑いしてしまったり、腹ペコだったため食事にがっついてしまったり、そして、森の中で薬草取りに夢中になってしまったりしても、数値は減っていく。

姫様として幼い頃より立ち振る舞いに気を遣って生きてきたからか、最初の頃、この数値はそれなりに高くて何の問題もなかった。

しかし今現在、最低値を超えて赤い点滅が解消されないとレベルも上がらないという悪循環に陥ってしまっていることから、ソフィアの悩みの種となっている。

目標としているアルヴィンとは、昨日図書館で会っているため、最新のレベルが113であることを確認済みだ。

レベルの差は30。そして決戦の地となるミルドフキローアカデミー入学まであと二年。

もっとレベルの差を縮めておきたいのに足踏み状態となっていることに焦りも感じていて、ソフィアは小さくため息をついた。

窓の外に目を向けると、物憂げだった気持ちが次第に晴れていく。

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