財界帝王は初恋妻を娶り愛でる~怜悧な御曹司が極甘パパになりました~
まさか予約がされていないなんて大それたことではないと思うが、中山社長との連絡が取れないので、念のため以前ホテルの見学へ行ったときの宴会課の担当者へ電話をかけようとした。
そこへインターホンが鳴り、受話器を置いて腰を浮かす。
「紗世さん、私が電話しますね」
「お願いします」
工藤さんにホテルの宴会課の担当者の名刺を渡して、ドアへ向かう。
ドアを開けると宅配便の男性でホッと安堵したが、大きな荷物の差出人を見てがっかりする。待ちかねていた招待状の梱包物ではなかった。
「ご苦労さまです。あの、他にも荷物は、ない……ですよね?」
「はい。今日はこれだけです」
「ありがとうございました」
サインをした伝票をしまった配達員の男性がドアを出て行った。
ここの業社じゃなかったわ……。
頼んでいた窯元から送られてきた花器だった。個展のために目玉となる有名陶芸作家の花器を五点ほど選んだのだ。
がっかりして、席に戻ろうと電話中の工藤さんの方を見遣る。
彼女は愕然とした表情で、私と目と目を合わせる。
「はい……はい。わかりました。とりあえず、失礼いたします」
工藤さんは通話を切り、居ても立ってもいられない様子で椅子から立ち上がった。
そこへインターホンが鳴り、受話器を置いて腰を浮かす。
「紗世さん、私が電話しますね」
「お願いします」
工藤さんにホテルの宴会課の担当者の名刺を渡して、ドアへ向かう。
ドアを開けると宅配便の男性でホッと安堵したが、大きな荷物の差出人を見てがっかりする。待ちかねていた招待状の梱包物ではなかった。
「ご苦労さまです。あの、他にも荷物は、ない……ですよね?」
「はい。今日はこれだけです」
「ありがとうございました」
サインをした伝票をしまった配達員の男性がドアを出て行った。
ここの業社じゃなかったわ……。
頼んでいた窯元から送られてきた花器だった。個展のために目玉となる有名陶芸作家の花器を五点ほど選んだのだ。
がっかりして、席に戻ろうと電話中の工藤さんの方を見遣る。
彼女は愕然とした表情で、私と目と目を合わせる。
「はい……はい。わかりました。とりあえず、失礼いたします」
工藤さんは通話を切り、居ても立ってもいられない様子で椅子から立ち上がった。