財界帝王は初恋妻を娶り愛でる~怜悧な御曹司が極甘パパになりました~
「私は三十五歳で紗世さんは二十二歳。ひと回り以上も年が離れていているのは充分承知しています。そのぶん結婚したら、苦労は絶対にかけません」
「……突然のことで……ねえ、紗世」
「はい。私はまだ結婚なんて考えていないので……」
それに私の心には京極さんがいる。京極さんと相思相愛になれるわけはないのはわかっているけれど、仕事で数回会っただけの我妻社長と結婚なんて考えられない。
「紗世さんが我妻家へ嫁に来ていただいた際には、私が名雪流を盛り立ててみせます」
彼は私から母へ目を向け、両手を膝の上に置いて深く頭を下げた。
我妻社長を門まで見送り、母とふたりでリビングのソファに無言で腰を下ろす。
「……さっきの話、紗世はどう思う?」
「我妻社長と結婚なんて……仕事で数回会っただけだからどんな人かもわからないし……」
でも、断れば名雪流はどうなっちゃうの……?
「お付き合いをすれば、わかってくると思うの。我妻社長は成功しているし、紗世に苦労はさせないと言ってくれているわ。でも、紗世の気持ちを重視したいわ」
「……突然のことで……ねえ、紗世」
「はい。私はまだ結婚なんて考えていないので……」
それに私の心には京極さんがいる。京極さんと相思相愛になれるわけはないのはわかっているけれど、仕事で数回会っただけの我妻社長と結婚なんて考えられない。
「紗世さんが我妻家へ嫁に来ていただいた際には、私が名雪流を盛り立ててみせます」
彼は私から母へ目を向け、両手を膝の上に置いて深く頭を下げた。
我妻社長を門まで見送り、母とふたりでリビングのソファに無言で腰を下ろす。
「……さっきの話、紗世はどう思う?」
「我妻社長と結婚なんて……仕事で数回会っただけだからどんな人かもわからないし……」
でも、断れば名雪流はどうなっちゃうの……?
「お付き合いをすれば、わかってくると思うの。我妻社長は成功しているし、紗世に苦労はさせないと言ってくれているわ。でも、紗世の気持ちを重視したいわ」