財界帝王は初恋妻を娶り愛でる~怜悧な御曹司が極甘パパになりました~
翌日の午前中、母のお稽古の手伝いをしたあと、メイクをして髪の毛をアップにする。顔の横に少し髪を出して、アップにした髪は淡水パールのバレッタで留めた。
オフショルダーなので寒そうだが、会場には同じようなドレスの人もいるだろう。侑奈も胸元がシースルーのノースリーブのドレスを選んでいた。ボルドーのドレスは、いつも元気な侑奈にぴったりの色だ。
昨日も着ていたベージュの春コートとゴールドのパーティーバッグを手に持ち、階下へ下りてリビングへ入ると、母のお弟子さんで師範の女性・真(ま)鍋(なべ)さんと母がソファで談話中だった。先ほどのお稽古を終わらせて、お茶と巻き寿司をつまんでいる。
「あらあら、紗世ちゃん。見違えちゃったわ。花嫁さんみたいね。もういつお嫁さんに行ってもおかしくないくらいのお嬢さんになったわね」
真鍋さんは目を細め、母ににっこり頷く。
「そうね。いい人と結婚してもらえたらと思っているわ」
母の気持ちはわかっている。
「では、いってきます」
ふたりにお辞儀をしてリビングを離れ、玄関で買ったばかりのグレーのパンプスに足を入れる。踵には共布の大きなリボン、ヒール部分はレース素材が巻かれていて、見ているだけで華やかな気分になれそうな素敵なパンプスだ。
これで素敵な恋が出来ればいいのに……。
オフショルダーなので寒そうだが、会場には同じようなドレスの人もいるだろう。侑奈も胸元がシースルーのノースリーブのドレスを選んでいた。ボルドーのドレスは、いつも元気な侑奈にぴったりの色だ。
昨日も着ていたベージュの春コートとゴールドのパーティーバッグを手に持ち、階下へ下りてリビングへ入ると、母のお弟子さんで師範の女性・真(ま)鍋(なべ)さんと母がソファで談話中だった。先ほどのお稽古を終わらせて、お茶と巻き寿司をつまんでいる。
「あらあら、紗世ちゃん。見違えちゃったわ。花嫁さんみたいね。もういつお嫁さんに行ってもおかしくないくらいのお嬢さんになったわね」
真鍋さんは目を細め、母ににっこり頷く。
「そうね。いい人と結婚してもらえたらと思っているわ」
母の気持ちはわかっている。
「では、いってきます」
ふたりにお辞儀をしてリビングを離れ、玄関で買ったばかりのグレーのパンプスに足を入れる。踵には共布の大きなリボン、ヒール部分はレース素材が巻かれていて、見ているだけで華やかな気分になれそうな素敵なパンプスだ。
これで素敵な恋が出来ればいいのに……。