財界帝王は初恋妻を娶り愛でる~怜悧な御曹司が極甘パパになりました~
「まあまあです。大学の謝恩パーティーなんてそんなもんですよね? 親しい友人たちとはまた会う機会もありますし」
「そうだな。俺は出席しなかった。卒業したのは七年前だ。ずいぶん経っているし、主催者によって雰囲気が違うだろう」
京極さんがふっと笑みを漏らす。
そこへ先ほどのスタッフがシャンパンをワゴンで運んできた。
手慣れた作業で、ポンッとシャンパンの栓を抜いたスタッフは細長いグラスに注いでいく。
それから彼は、ワゴンの下から真紅のバラの花束を取り出して京極さんに手渡し、続いて大小の箱をテーブルの空いているスペースに置く。
「紗世、卒業おめでとう。慎一が生きていたら心配で仕方がないだろう」
京極さんは立ち上がり、真紅のバラの花束を持って私の方へ歩を進める。
「月並みだが、バラを選んだ。この花束が似合う女性になったな。華道家に言うのもおかしいが」
真紅のバラの花束を差し出され、立ち上がって受け取る。真紅のバラはかなりの本数で、抱え込まないと持てない。
「ありがとうございます。男の人から花束をもらったのは初めてです。お花に慣れ親しんでいても、これだけの真紅のバラを持ったことはないです」
「そうだな。俺は出席しなかった。卒業したのは七年前だ。ずいぶん経っているし、主催者によって雰囲気が違うだろう」
京極さんがふっと笑みを漏らす。
そこへ先ほどのスタッフがシャンパンをワゴンで運んできた。
手慣れた作業で、ポンッとシャンパンの栓を抜いたスタッフは細長いグラスに注いでいく。
それから彼は、ワゴンの下から真紅のバラの花束を取り出して京極さんに手渡し、続いて大小の箱をテーブルの空いているスペースに置く。
「紗世、卒業おめでとう。慎一が生きていたら心配で仕方がないだろう」
京極さんは立ち上がり、真紅のバラの花束を持って私の方へ歩を進める。
「月並みだが、バラを選んだ。この花束が似合う女性になったな。華道家に言うのもおかしいが」
真紅のバラの花束を差し出され、立ち上がって受け取る。真紅のバラはかなりの本数で、抱え込まないと持てない。
「ありがとうございます。男の人から花束をもらったのは初めてです。お花に慣れ親しんでいても、これだけの真紅のバラを持ったことはないです」