その騎士は優しい嘘をつく
 しかもハイナーの体力は有り余っているようだ。
 会えなかった時間を埋めるかのように、二人は求め合い続ける。

「アン、俺を受け入れてくれてありがとう」

「もうっ」
 アンネッテはぷーっと頬を膨らませた。
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