魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
学友は全て捨てたが、使い魔との信頼関係は深まった。
「記憶って、例の女の子の? 俺も見たい」
「…………」
こいつらは付き合いが長かったため、俺とラフの能力を知っている。
見せてやる義理など少しもなかったが、見せない理由もなかった。
むしろ、記憶を見せればこれ以上何も言ってこなくなるだろう。
黙らせるためにも、最後の餞別としてくれてやる。
早速記憶を再生しようとした時、ラウンジの扉が開いて出ていったはずの竜牙が入ってきた。
「……私にも、お願いします」
表情からして、こいつが鈴蘭を疑っている状態なのは変わらないらしい。
記憶を見れば、俺が謝るとでも思っているのか。
間違っているのはお前たちのほうだと、口に出すのも面倒で心の中で吐き捨てた。
俺は目をつむり……鈴蘭の記憶を再生した。
【お試し編完結】
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
この続きは2022年4月25日発売の文庫本【魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~】に収録されています!
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【この先の展開をチラ見せ】
ラフが持ってきた鈴蘭の記憶。
それは、妹や母、家族に虐げられ、周りから悪女として扱われてきた痛々しい記憶だった。
それを見た夜明たちは、秘密裏に動き出し……。
一方、ネックレスを奪われてから裏庭に行くのをやめた鈴蘭は、前にも増して暗い日々を送っていた。
「黒闇神様の婚約者」の噂が一層囁かれるようになり、星蘭は不機嫌に。鈴蘭に対して憎しみの裏に執着を見せるルイスとの関係にも亀裂が……?
そして——。
「鈴蘭。俺と――婚約してくれ」
初恋を知った魔王子の愛の暴走は、もう止められない。
寵愛シンデレラストーリー第①巻は2022年4月25日発売。
