身を引くはずが、敏腕ドクターはママと双子に溢れる愛を注ぎ込む
薄いブルーのパンツ白衣が仕事着なため、急な生理で白衣を汚さないように常に生理ナプキンを持って出勤するようにしている。
ナースステーションの片隅にみんなのミニバッグが集まる中から、自分のバッグを手に取りポーチから予備の生理ナプキンを取り出す。
「ありがとう! もらうね」
そそくさとお手洗いに向かう背中に「はーい」と返事をしながら、ふと、あれ?と考える。
そういえば、最後に来た生理っていつだっけ……?
今渡した予備ナプキンもしばらく出番がないまま入りっぱなしだった。
前回の生理は、確か……。
考えて、あの創立記念パーティーの少し前に来ていたのが最後の生理だったと気がついた。
そうなると、もう一カ月以上来ていない。
今まで生理は規則正しく、毎月同じ日あたりに来ている。
遅れたことなんてないのに、どうしたのだろう。
「あっ……」
頭を過ぎった出来事に思わず声が出ていた。
近くにいた看護師の先輩に「どした?」と反応され、慌てて「なんでもないです!」と笑って誤魔化す。
でも、何かを予感したように、背中をひやっと冷たいものが撫でていく。