暗黒ギフト1
☆☆☆

もう大人になんて相談しない。


夕飯の一件ですっかり気分を悪くした海斗がテレビゲームをする気にもなれず、お風呂から出るとそのまま自室に閉じこもってしまった。


ベッドの中に潜り込んでイライラとした気持ちをどうにか押し込める。


もうこのまま眠ってしまおう。


そう思った時だった。


軽いノック音がしてドアが開いた。


廊下からの光が室内を照らし出す。


「なんだもう寝てるのか」


部屋に入ってきたのは父親だ。


海斗はリモコンで電気をつけるとベッドの上に上半身を起こした。


「お母さんの言ったことをまだ怒ってるのか?」


父親は海斗の隣に座って聞いた。


「別に」
< 20 / 156 >

この作品をシェア

pagetop