どうにもこうにも~恋人編~
「西島さんも脱いでくださいよ。私ばっかり恥ずかしいじゃないですか」

 「そうだね」と言って、彼はバサッと豪快に服を脱ぎ、ベッドの中で私の生身の身体を抱き締めた。筋肉質な腕に抱かれ、肌と肌が触れ合う感触とその温もりに安心感が与えられる。

それと同時に下半身に当たっている硬く熱いものに羞恥心を煽られた。

「あ、あの、なんか当たってるんですけど」

「ああ、ごめんね」

 彼は慌てて腰を引いた。

「違うんです」

 私は自分の身体をまた彼の身体にぴたりとくっつけた。彼のものがびくりと反応したような気がした。

「ちょっと、びっくりしただけで、嫌ではないです」

「そう?」

「あのぅ…」

「うん」

「わ、私、恥ずかしながら初めてなんです」

「君の初めての人になれるなんて光栄だよ」

「本当にそう思ってますか?」

「嘘をつく理由があると思うかい?私に任せて、君は私に身を委ねてくれたらいい」

 彼は私に優しく微笑みかけた。


そしてゆっくりと時間をかけて私を愛してくれた。
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