幸福を呼ぶ猫

すると彼女は泣きそうな顔をして立ち上がった。

「ともえ?」
僕が彼女の顔を伺うように覗き込むと彼女は顔を背け、「私帰るわ」と小さく落としてそのまま店を飛び出してしまった。

僕は慌てて会計を済まして、彼女を追いかける。

「ともえ待って!」
彼女の後ろ姿を捉えた瞬間彼女を呼び止めていた。

彼女は後ろを振り返って僕の姿を確認した瞬間何も言わずに走り出す。
彼女がこんなにも感情に駆られている姿を僕は見たことがなかったから、心配になった。


彼女が曲がり角に差し掛かった瞬間黒い物体が彼女前に飛び出す。
彼女は驚いた用に立ち止まる。
その瞬間。
キィィィィィ!!!と耳を劈く音ともにトラックが彼女の前を飛び出してそのまま角にぶつかった。
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