『 最後から、始まる。 』～卒業～ きみと過ごす残り1ヶ月

「最後に新曲聴いてください
今日、初めて歌います
恋のすれ違いを歌った曲です
オレにもそんなことあったかな…
や…なかったかな…
まぁ、聴いてください
『君が好きな僕』」



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君の視線に気付いた時は
僕には好きな人がいたんだ
ごめんね

君の瞳は僕を見るためだけにあってほしい
僕の耳が君の声を聴くためだけにあるように

君の手が僕に繋がれるのを待つように
僕の唇は君に触れるのを待ってるよ

いつからかな
そう思うようになったのは


僕は君を好きになってた


僕の気持ちはやっと君に追いついて
君を追い越したと思ったら

振り返ったら君はいないなんて
そんなこと…ないと思ってたのに

君の瞳に映る誰かは
もぉ僕じゃなくて

でも僕は
もぉ君の声しか聴こえないみたいだ

あの時君が
僕だけを見ててくれたみたいに

僕の耳は君の声を聴くためだけにあるのに
君の瞳は僕じゃない誰かを見つめてた


また君の瞳に映れるように
僕は君を追い続けるから

いつか君を振り向かせるから

大好きなんだ君が
ごめんね

諦められないんだ
ごめんね

君がまた見つめてくれるまで
僕は待ってるから


君が好きだったころの
僕以上になるから



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