追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「なにっ? それは本当か? おいチビ……いや、ララとやら」
「もちろんです。解決をお望みですか?」
「……頼む。実はお前の言う通り、日ごろから肩や腰が痛んで困っている」
フェイロンは、先程とは打って変わって殊勝に言った。
鼻をへし折ることに成功した私は、意気揚々と懐から宝石を取り出す。
あ、創造魔法を使う前に、ディオにお伺いを立てた方がよさそうね。思う存分やってもいいと言われているけど、フェイロンはソラスの上級役人。他国の主要人物の前で、気軽に魔法を使うのは、やめた方がいいかもしれない。
「ディオ。創造魔法を使ってもいいでしょうか?」
「君がいいと思うなら、なんだってやっていいよ」
爽やかな笑みを浮かべるディオに頷き返し、私はフェイロンの部屋の中を歩き回った。
今から創造するものは、少し……いや結構場所を取る。出来るだけ邪魔にならないところを探し出して、設置しようと思ったのだ。
「うーん。この辺かなあ。宮様、ここに物を置いてもいいですか? 邪魔になりませんか?」
「ん? ああ。かまわないが、一体何をするつもりだ?」
フェイロンは訝しげにこちらを見た。
「もちろんです。解決をお望みですか?」
「……頼む。実はお前の言う通り、日ごろから肩や腰が痛んで困っている」
フェイロンは、先程とは打って変わって殊勝に言った。
鼻をへし折ることに成功した私は、意気揚々と懐から宝石を取り出す。
あ、創造魔法を使う前に、ディオにお伺いを立てた方がよさそうね。思う存分やってもいいと言われているけど、フェイロンはソラスの上級役人。他国の主要人物の前で、気軽に魔法を使うのは、やめた方がいいかもしれない。
「ディオ。創造魔法を使ってもいいでしょうか?」
「君がいいと思うなら、なんだってやっていいよ」
爽やかな笑みを浮かべるディオに頷き返し、私はフェイロンの部屋の中を歩き回った。
今から創造するものは、少し……いや結構場所を取る。出来るだけ邪魔にならないところを探し出して、設置しようと思ったのだ。
「うーん。この辺かなあ。宮様、ここに物を置いてもいいですか? 邪魔になりませんか?」
「ん? ああ。かまわないが、一体何をするつもりだ?」
フェイロンは訝しげにこちらを見た。