追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
その昔、初代ファルナシオン王に敗れ、北の祭壇の地下に永久封印された魔王エゼルギウス様。あの方の腹心であった私は、密かにこの国で生き延び、時の権力者に憑依しながら復活の方法を探っていた。
そして、ついに見つけた。
ファルナシオンにある周期で現れる聖女という存在。その大いなる力を持つ聖女の血を、暗黒たる月蝕の夜に捧げれば魔王の封印が解ける、という真実に辿り着いたのだ。
「祝祭」とは、魔王の封印を強固にする儀式ではなく、魔王復活の儀式なのである。
しかし、聖女の中にも優劣があり、魔力の弱い聖女だと封印は解けない。だから、私は待った。
そして、待ちに待った強大な魔力を持つ聖女を生贄とし、儀式を行った。
だが……失敗した。足りなかったのだ。およそ、人に使える魔力など神の域にあらず。
私は、神域に達する奇跡の聖女の誕生を、一縷の望みを持ち再び待つことになった。
今度こそ、今度こそ。と思いながら……ようやく、その者が誕生した。
ララ・レダー・カレリアス、彼女こそが待ち望んでいた者だと確信し、次の月蝕まで大切に見守ることにしたのだ。
そして、ついに見つけた。
ファルナシオンにある周期で現れる聖女という存在。その大いなる力を持つ聖女の血を、暗黒たる月蝕の夜に捧げれば魔王の封印が解ける、という真実に辿り着いたのだ。
「祝祭」とは、魔王の封印を強固にする儀式ではなく、魔王復活の儀式なのである。
しかし、聖女の中にも優劣があり、魔力の弱い聖女だと封印は解けない。だから、私は待った。
そして、待ちに待った強大な魔力を持つ聖女を生贄とし、儀式を行った。
だが……失敗した。足りなかったのだ。およそ、人に使える魔力など神の域にあらず。
私は、神域に達する奇跡の聖女の誕生を、一縷の望みを持ち再び待つことになった。
今度こそ、今度こそ。と思いながら……ようやく、その者が誕生した。
ララ・レダー・カレリアス、彼女こそが待ち望んでいた者だと確信し、次の月蝕まで大切に見守ることにしたのだ。