追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
暫く考えてみたけど、身に覚えはない。キョトンとしていると、ディオがいきなり私の真正面に来た。
「たったひとつの未来を見た時から、ずっとずっと君を待っていた」
「ディオ? どうしたんですか急に畏まって……」
狼狽えた私に尚もディオはぐいぐい迫る。
「昔見た銀色の髪、青い目の幼子の未来は、俺の予見ではいつも悲劇に終わっていた。しかし、ある日突然見えた未来は、成長した君が漆黒の盾を持ち、輝ける白い槍で悪魔を貫く姿……胸が震えたよ。そのあまりの美しさと凛々しさに感動して、暫く放心したくらいさ! 本当は君が来たときにこの思いの全てを話したかったけど、そうしたらすぐにいなくなってしまいそうな気がして必死で我慢したんだ」
壊れた蛇口が水を放出するように、ディオは捲し立てた。普段そんなに口数が多い方ではないディオが、子供のようにはしゃいでいる。その姿はとても新鮮だった。だけどあまりに熱の籠った思いを打ち明けられて、私は恥ずかしくてたまらない。暗くてわからないと思うけど、頬なんてもう真っ赤である。
「いや、あの、ディオもうその辺で……」
「たったひとつの未来を見た時から、ずっとずっと君を待っていた」
「ディオ? どうしたんですか急に畏まって……」
狼狽えた私に尚もディオはぐいぐい迫る。
「昔見た銀色の髪、青い目の幼子の未来は、俺の予見ではいつも悲劇に終わっていた。しかし、ある日突然見えた未来は、成長した君が漆黒の盾を持ち、輝ける白い槍で悪魔を貫く姿……胸が震えたよ。そのあまりの美しさと凛々しさに感動して、暫く放心したくらいさ! 本当は君が来たときにこの思いの全てを話したかったけど、そうしたらすぐにいなくなってしまいそうな気がして必死で我慢したんだ」
壊れた蛇口が水を放出するように、ディオは捲し立てた。普段そんなに口数が多い方ではないディオが、子供のようにはしゃいでいる。その姿はとても新鮮だった。だけどあまりに熱の籠った思いを打ち明けられて、私は恥ずかしくてたまらない。暗くてわからないと思うけど、頬なんてもう真っ赤である。
「いや、あの、ディオもうその辺で……」