追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
 そう思い、グリーランドの守りを固めることにしたのだ。

「サーシャ、大きいお友達欲しい?」

 隣で元気に守護獣たちと遊ぶサーシャに尋ねた。昨日あんな目に遭ったから、まだ動揺しているかと思ったけれど、その心配は無用だったようだ。

「おともだち? うんっ、ほしいほしい!」

「よーしっ。じゃあ……創るよ!」

 いつものように、宝石を握り締め創造を開始する。
 創るのは「ゴーレム」。
 世界で最も固い宝石で創る最強のゴーレムなら、守護者として相応しいと考えたからだ。ついでに、サーシャの「おともだち」として、守護獣の代わりに遊んでもらえると、マイアも家事が捗って一石二鳥である。
 頭の中で、イメージを固め、魔力を放出する。すると、黄金色に輝く巨体のゴーレムが完成した。大きさとしては、アメちゃんより一回り大きいくらいである。

「わぁー! きらきらしてる、きれい!」

 サーシャがゴーレムを見て、目を輝かせた。さて、人語を解するように、まずは名前ね。

「うーん。グリーランドの守護者で、ダイヤモンド産。なら……グリーランド・ダイヤモンドゴーレム? いや、メイドイン・グリーランドダイヤゴーレム?」
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