追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「ふふふ。女の子っていいわねえ。こうやって、衣服をあげたり一緒にお料理したり出来るもの」
「そうですねえ。でも料理はやめた方がいいですよ? 向いていませんから」
「は?」
グレイスの余計な一言が、またヘンルーダの怒りを買う。
ああ、どうして黙っていられないの。もうわざととしか思えない。怒られたい願望のある、特殊な性癖の人なのかな?
ディオでなくとも、これから落ちるであろう雷は予見出来る。巻き込まれるのは勘弁してもらいたい。
一触即発のふたりを眺めつつ、私は静かに後退りし隣の部屋に移動した。そして、貰った衣装を汚すのが嫌だったので、今一度旅商人の服に着替え、静かに窓からログハウスを出た。
井戸のある広場に移動すると、ディオとウーノが武器の手入れをしていた。武器は最初私が案内された秘密の通路に隠されていて、少しずつ貯め、たまに手入れをしていたらしい。ただ、悪魔や悪魔の使役する魔物に、鉄の武器が効くかどうかは疑わしい。悪魔と言えば、聖水とか十字架、または太陽光や炎。ホラー映画でも、鉄の武器が効かず、右往左往する様子が描かれていたりするからだ。
「そうですねえ。でも料理はやめた方がいいですよ? 向いていませんから」
「は?」
グレイスの余計な一言が、またヘンルーダの怒りを買う。
ああ、どうして黙っていられないの。もうわざととしか思えない。怒られたい願望のある、特殊な性癖の人なのかな?
ディオでなくとも、これから落ちるであろう雷は予見出来る。巻き込まれるのは勘弁してもらいたい。
一触即発のふたりを眺めつつ、私は静かに後退りし隣の部屋に移動した。そして、貰った衣装を汚すのが嫌だったので、今一度旅商人の服に着替え、静かに窓からログハウスを出た。
井戸のある広場に移動すると、ディオとウーノが武器の手入れをしていた。武器は最初私が案内された秘密の通路に隠されていて、少しずつ貯め、たまに手入れをしていたらしい。ただ、悪魔や悪魔の使役する魔物に、鉄の武器が効くかどうかは疑わしい。悪魔と言えば、聖水とか十字架、または太陽光や炎。ホラー映画でも、鉄の武器が効かず、右往左往する様子が描かれていたりするからだ。