追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「会ったよ。この王宮で。ご丁寧に焼き殺そうとしてくれたじゃないか」
「亡霊、か? 不思議なこともあるものよ。月の魔力に感化され迷い出たか」
「残念。生きているんだよ。ファルナシオン王太子、ディオハルトは死んでいない。貴様に復讐する機会をずっと待っていたのだ」
ディオがスッと剣を抜くと、ネビロスはさっと後退する。
臨場感あふれる緊張の中、私は、戦いとは別のある大事なことを考えていた。
「ディオ」という名前を、どこかで「見た」ことがあると思っていた。その時は思い出せなかったけど、今、本名を聞いて唐突に頭に浮かんだのだ。
それは「悠久のファルナシオン」の登場人物のページ。
王太子「ディオハルト」の名前は、死んだにも拘わらず、登場人物リストの最初に記載されていた。
それが指し示すことはひとつ。
ファルナシオン王太子・ディオハルトは、本作における最重要人物。おそらく、ヒーローである。
更にいえば、この手の話でヒーローは九割方勝つ。作者の性格がよほどねじれていない限り。
「亡霊、か? 不思議なこともあるものよ。月の魔力に感化され迷い出たか」
「残念。生きているんだよ。ファルナシオン王太子、ディオハルトは死んでいない。貴様に復讐する機会をずっと待っていたのだ」
ディオがスッと剣を抜くと、ネビロスはさっと後退する。
臨場感あふれる緊張の中、私は、戦いとは別のある大事なことを考えていた。
「ディオ」という名前を、どこかで「見た」ことがあると思っていた。その時は思い出せなかったけど、今、本名を聞いて唐突に頭に浮かんだのだ。
それは「悠久のファルナシオン」の登場人物のページ。
王太子「ディオハルト」の名前は、死んだにも拘わらず、登場人物リストの最初に記載されていた。
それが指し示すことはひとつ。
ファルナシオン王太子・ディオハルトは、本作における最重要人物。おそらく、ヒーローである。
更にいえば、この手の話でヒーローは九割方勝つ。作者の性格がよほどねじれていない限り。