追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
みんなの表情は明るくて、達成感に満ちた目をしている。その中にはオットに助け出された家族もいて、私はナタリアと抱き合って再会を喜んだ。
盾と槍に姿を変えていたスピネとムーンも、早々に変身を解き地上に舞い戻って来た。最終決戦最大の立役者は、みんなの褒め殺しに面食らっている様子だ。
「そういえばアンセルはどうしたのでしょう? 全く姿を見ませんけど」
王宮の一角がこんなに騒がしくなっているのに、気付かないはずはないのだけど……。
すると、オットが楽しそうに言った。
「牢からカレリアス家のみなさんを救い出している時、偶然居合わせましてね。大声をあげられそうになったところをナタリア嬢がぶん殴って気絶させたのです」
「ええっ! お姉様が?」
驚く私を見て、ナタリアは恥ずかしそうに微笑んだ。
「で、今どこに?」
「起きて騒がれても面倒なので、牢に入れておきました」
それを聞いて全員が「グッジョブ!」と、思ったことは間違いない。なんなら、もう一生牢に入っていた方が世の中平和になるんじゃないかな、とちょっと思っている。
全員の笑いが収まり切らないタイミングで、ゼクスが言った。
盾と槍に姿を変えていたスピネとムーンも、早々に変身を解き地上に舞い戻って来た。最終決戦最大の立役者は、みんなの褒め殺しに面食らっている様子だ。
「そういえばアンセルはどうしたのでしょう? 全く姿を見ませんけど」
王宮の一角がこんなに騒がしくなっているのに、気付かないはずはないのだけど……。
すると、オットが楽しそうに言った。
「牢からカレリアス家のみなさんを救い出している時、偶然居合わせましてね。大声をあげられそうになったところをナタリア嬢がぶん殴って気絶させたのです」
「ええっ! お姉様が?」
驚く私を見て、ナタリアは恥ずかしそうに微笑んだ。
「で、今どこに?」
「起きて騒がれても面倒なので、牢に入れておきました」
それを聞いて全員が「グッジョブ!」と、思ったことは間違いない。なんなら、もう一生牢に入っていた方が世の中平和になるんじゃないかな、とちょっと思っている。
全員の笑いが収まり切らないタイミングで、ゼクスが言った。