追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
落下していた岩盤はなく、あるのは硬質な天井。丸いカーブを描き天井に張り付く鋼鉄の形状を創造したのだ。モデルはドーム球場で、一度見たのを思い出したのである。急すぎて粗い造りになったけど、圧死するよりマシだ。
「助かった……」
最初に声を出したのは、ウーノである。彼はスピネの側で蹲り、安心した途端、座り込んだ。
「天井のあれは、なんですかね。鉄のようで、もっと強度があるような」
ムーンの翼の下で、わりと冷静に言ったのはオット。彼はゆっくり立ち上がると、興味深そうに上を見た。それに倣うようにライルとサイクスも立ち上がる。私を守っていたアメちゃんはわーんと泣きじゃくり、ディオはほっとしたように、私の額に落ちた土を払った。
「俺にも、あれがなにかはわからない。でも、助けてくれたのが誰なのかはわかるよ」
オットの問いに答えたディオは、土を払う手を止め、優しく私の頬を撫でた。
「助かった……」
最初に声を出したのは、ウーノである。彼はスピネの側で蹲り、安心した途端、座り込んだ。
「天井のあれは、なんですかね。鉄のようで、もっと強度があるような」
ムーンの翼の下で、わりと冷静に言ったのはオット。彼はゆっくり立ち上がると、興味深そうに上を見た。それに倣うようにライルとサイクスも立ち上がる。私を守っていたアメちゃんはわーんと泣きじゃくり、ディオはほっとしたように、私の額に落ちた土を払った。
「俺にも、あれがなにかはわからない。でも、助けてくれたのが誰なのかはわかるよ」
オットの問いに答えたディオは、土を払う手を止め、優しく私の頬を撫でた。