追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
まだ若干の違和感は残るけど、もう無理に否定しない方がいいと思う。宝石をただでくれるという心優しき山賊さんたちだし、なぜか、魔法に対して理解がある。魔法を知らなければ、怖がられたりするけれど、少なくともここではそんな心配をする必要がない。これはかなり重要なことだ。いちいち、魔法を使うのにキャンプテントの中に移動しなくてもいいのだから。それに万が一、いきなり豹変して襲いかかられても、こちらには守護獣がいるし、宝石があるしで、ほぼ無敵である。まあ、ウーノには嫌われているけど……と、彼の様子を窺った。
すると、私に敵意剥き出しだった男は、スピネの隣に正座し、キラキラした目をこちらに向けていたのだ。
「ララさん……さっきは失礼なことを言って、済まなかった! あなたは命の恩人だ! あのように大きな物を一瞬で出すとは恐れ入りました!」
「命の恩人とか大袈裟ですよ。だいたい採掘場に来たのだって、私の手伝いをしてもらうためですからね。こちらこそ危険な目に合わせてごめんなさい」
私が頭を下げると、アメちゃんも横に並び、頭を下げた。
すると、私に敵意剥き出しだった男は、スピネの隣に正座し、キラキラした目をこちらに向けていたのだ。
「ララさん……さっきは失礼なことを言って、済まなかった! あなたは命の恩人だ! あのように大きな物を一瞬で出すとは恐れ入りました!」
「命の恩人とか大袈裟ですよ。だいたい採掘場に来たのだって、私の手伝いをしてもらうためですからね。こちらこそ危険な目に合わせてごめんなさい」
私が頭を下げると、アメちゃんも横に並び、頭を下げた。