追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「では、この川の魚は一度も食べてないのですか?」
「いや、罠を仕掛けて何度か……でも手間がかかるわりに、量が少ないからね」
「なるほど。効率が悪い、ということですね」
常時二十人の食料を確保するのは大変だし、時間もかかる。のんびり釣りをしていると全員の食料を確保出来ない。
しかし、私には道中創造した、必殺「入れ食いルアー」と「高級な釣り竿」がある。これを使えば、おそらくこの川の手ごわい魚もごっそり釣れるはずだ。
「ディオ、オット、これを使ってみて下さい」
徐にリュックからルアーを取り出すとふたりに見せた。オットは食い入るように眺め、ディオは物珍しそうにしげしげと見た。伸縮性のある釣り竿に、色鮮やかな小魚の形のルアーは彼らの興味を引いたようだ。
「エサは?」
「要りません」
ディオの質問に即答する。
「要らない? 本当ですか? ミミズとか虫は付けないのですか?」
「付けません」
オットの大声の疑問にも即答で返した。
「竿にこのルアー……魚を付けて、いつものように釣ってみて下さい。あ、もうひとつディオの分も創造しますね。ルアーは何色がいいですか?」
「いや、罠を仕掛けて何度か……でも手間がかかるわりに、量が少ないからね」
「なるほど。効率が悪い、ということですね」
常時二十人の食料を確保するのは大変だし、時間もかかる。のんびり釣りをしていると全員の食料を確保出来ない。
しかし、私には道中創造した、必殺「入れ食いルアー」と「高級な釣り竿」がある。これを使えば、おそらくこの川の手ごわい魚もごっそり釣れるはずだ。
「ディオ、オット、これを使ってみて下さい」
徐にリュックからルアーを取り出すとふたりに見せた。オットは食い入るように眺め、ディオは物珍しそうにしげしげと見た。伸縮性のある釣り竿に、色鮮やかな小魚の形のルアーは彼らの興味を引いたようだ。
「エサは?」
「要りません」
ディオの質問に即答する。
「要らない? 本当ですか? ミミズとか虫は付けないのですか?」
「付けません」
オットの大声の疑問にも即答で返した。
「竿にこのルアー……魚を付けて、いつものように釣ってみて下さい。あ、もうひとつディオの分も創造しますね。ルアーは何色がいいですか?」