追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
勝手に納得しているけど、こっちはさっぱりわからない。銀と青が希望の色? 言っていることが謎な上に、前半さらっと褒めるところなんか、こなれ過ぎていて悔しい限り。でも、悪い気はしない、うん。
「じ、じゃあ、青と銀でルアーを創りますね」
「頼むよ」
爽やかに言ったディオの目の前で、お望みのルアーを創造する。物珍しいのかどうなのか、ディオは息がかかるくらいの距離で私の魔法を見つめた。いまだかつて、こんな至近距離で見られたことはないので、私の手はこれ以上ないくらい震えた。そして……。
集中を乱したあまり、造形に失敗したのである。
「……あ、あっ!」
叫ぶ私の手の中には、不細工な形のルアー。シュッとしたフォルムの小魚ではなく、まん丸のフグのような漫画チックな造形になってしまっていた。
どうしてこんなものを創造してしまったのか、混乱とは恐ろしいものである。
「すみません、作り直しますねっ!」
「なんで? 可愛いよ、これ」
ディオはルアーを目の前に掲げると、ゆらゆらと振った。
可愛い、だと? 確かに愛嬌はある。でも、やっぱり不細工だ。
「じ、じゃあ、青と銀でルアーを創りますね」
「頼むよ」
爽やかに言ったディオの目の前で、お望みのルアーを創造する。物珍しいのかどうなのか、ディオは息がかかるくらいの距離で私の魔法を見つめた。いまだかつて、こんな至近距離で見られたことはないので、私の手はこれ以上ないくらい震えた。そして……。
集中を乱したあまり、造形に失敗したのである。
「……あ、あっ!」
叫ぶ私の手の中には、不細工な形のルアー。シュッとしたフォルムの小魚ではなく、まん丸のフグのような漫画チックな造形になってしまっていた。
どうしてこんなものを創造してしまったのか、混乱とは恐ろしいものである。
「すみません、作り直しますねっ!」
「なんで? 可愛いよ、これ」
ディオはルアーを目の前に掲げると、ゆらゆらと振った。
可愛い、だと? 確かに愛嬌はある。でも、やっぱり不細工だ。