追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「え? そうですか? すごく不細工ですし、これに魚が食いつくかどうか……」

「やってみないとわからないだろ?」

「ええ、まあ」

 どうやらディオは、フグルアーを作り直す気はないらしい。それならそれでいいか。元々ディオが近くで見ていたせいで、こうなったのだし、ね。

「わかりました。ではディオはそれを竿につけて釣って下さい」

「ああ、任せて。大物を釣るよ」

 ディオとオットがいい釣り場を探し出したのを見て、私は一度整地組を見に行くことにした。
 旧住宅が無くなった更地は、思ったより広かった。その更地を耕運機でウーノが耕し、柔らかくなった土地を水平にするべく、ライルやサイクスが土を足している。
 これが終わったら、土を固めて土台は完成。すぐに家屋の建築に着手出来るだろう。

「あ、ララさん。もうすぐ終わるよ」

 私に気付いたウーノが言った。

「お疲れ様です。耕運機の調子はどうです?」

「とてもいいよ。こんなに簡単に耕せてしまえるなんて驚きだね。実は最近腰痛が酷くなっていたんだが、屈まなくていいから全く痛まないよ」
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