追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「えっ! 腰が悪かったのですか? じゃあ、他の人にやってもらえばよかったのに……」
「いやだよ」
ウーノは子供みたいに拒否した。それは、おもちゃを手放したくないやんちゃ坊主のように見えた。
ああ、予想はしていたけど、耕運機を誰が使うかで揉めたに違いない。全員が使いたいと言ったけれど、ウーノが強権を発動し強引に……。こんなことなら、もう一台創っても良かったな。
呆れて見つめる私の前で、ウーノは満足げに笑った。
そろそろ、お昼ご飯だと整地組に伝えると、私はまたキャンプ組のところに移動した。
すると、焚き火台には赤々と火が焚かれ、肉の焦げる香ばしい匂いがしていた。さすがこの居住区の食事を切り盛りしていた(ヘンルーダ以外)女性たち。一から十まで説明しなくても、キッチン周りの物のことはなんとなく理解出来ていたようだ。
「どうですか? 使い方、完璧ですか?」
網を乗せた焚き火台で肉を焼くマイアに尋ねた。
「あら、ララさん、お帰りなさい。その辺に置いてあるものとか、勝手に使ったけどよかったかしら?」
「もちろん! わ、すごい。炭起こしも出来ていますね。アウトドア上級者じゃないですか!」
「いやだよ」
ウーノは子供みたいに拒否した。それは、おもちゃを手放したくないやんちゃ坊主のように見えた。
ああ、予想はしていたけど、耕運機を誰が使うかで揉めたに違いない。全員が使いたいと言ったけれど、ウーノが強権を発動し強引に……。こんなことなら、もう一台創っても良かったな。
呆れて見つめる私の前で、ウーノは満足げに笑った。
そろそろ、お昼ご飯だと整地組に伝えると、私はまたキャンプ組のところに移動した。
すると、焚き火台には赤々と火が焚かれ、肉の焦げる香ばしい匂いがしていた。さすがこの居住区の食事を切り盛りしていた(ヘンルーダ以外)女性たち。一から十まで説明しなくても、キッチン周りの物のことはなんとなく理解出来ていたようだ。
「どうですか? 使い方、完璧ですか?」
網を乗せた焚き火台で肉を焼くマイアに尋ねた。
「あら、ララさん、お帰りなさい。その辺に置いてあるものとか、勝手に使ったけどよかったかしら?」
「もちろん! わ、すごい。炭起こしも出来ていますね。アウトドア上級者じゃないですか!」