魅了たれ流しの聖女は、ワンコな従者と添い遂げたい。
「ん……、カイル。裸に、ならないの?」

 ギューーーン。
 俺のものが一気に猛り立つ。
 なんですと!? なんて積極的なアイリ様!

「は、裸ですか?」
「だって、裸にならないと結ばれないんでしょ?」
「結ばれないってことは……なりましょう! 裸に!」

 どうやらアイリ様はこれからどういうことをするかご存じないようだ。
 そんな無垢なアイリ様を俺が暴いていくことを考えるだけで、幸福感にクラクラする。

 お言葉に甘えて、アイリ様の夜着のワンピースのボタンを外し、手をあげてもらい、さっさと脱がす。
 魅惑的な膨らみを直に触れる。
 柔らかい。
 モミモミ、モミモミ。
 たまらない。

「あっ、ぅうん……カイル、恥ずかしい……。結ばれるって本当にこんなことするの?」

 体まで真っ赤になりながら、アイリ様は戸惑いの声をあげた。

(ズキューーーン! こんなに可愛いアイリ様を前に俺の心臓は持つだろうか?)

 でも、こんなところで倒れるわけにはいかない!
 頑張るんだ、俺!
 ふぅと深呼吸してから、俺はアイリ様に説明をした。

「そうですよ。これからアイリ様に気持ちよくなってもらって、俺のものを受け入れてもらわないといけないですからね」
「カイルのもの?」

 アイリ様は目を丸くした。
 可愛い。

 あぁ、本当にアイリ様は知識がないらしい。
 俺の説明にびっくりしていた。
 やっぱり可愛い。


「わかったわ」

 素直にうなずくアイリ様を改めて見ると、一糸まとわない姿で俺の下にいる。
 神々しいくらいに綺麗でエロい。

(神よ、感謝します!)

 思いがけない僥倖に、信じてもいない神にまで感謝してしまった。
 
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