アンドロイド・ニューワールドⅡ
遠足があった、次の日。
いつもの日常に戻ったその日、昼休みに琥珀さんがやって来ました。
今日は月曜日ではありませんが、彼女はお土産を渡す為に来てくれたのです。
私と奏さんに、それぞれ昨日掘ったばかりだというさつまいもを、小さなビニール袋に入れてくれました。
ありがとうございます。
こちらも、昨日持ち帰ったお土産の桃を渡しました。
お土産交換です。
すると、琥珀さんは神妙な顔をして、
「まさか、手で芋を掘るなんて…。非常に原始的な方法で驚きました」
と、琥珀さんは言いました。
「まさか、アースドリルも、ピッケルすら必要としないなんて…」
「そうですか。その気持ちはよく分かります。私も、電気ショッカーの一つも必要としませんでしたから」
「人間は、案外ミニマリストなのですね」
「私もそう思います」
と、私と琥珀さんは言いました。
それを聞いていた奏さんは、
「…さすが従姉妹。やっぱり、発想が一緒だ…」
と、遠い目で呟いたのでした。
END
いつもの日常に戻ったその日、昼休みに琥珀さんがやって来ました。
今日は月曜日ではありませんが、彼女はお土産を渡す為に来てくれたのです。
私と奏さんに、それぞれ昨日掘ったばかりだというさつまいもを、小さなビニール袋に入れてくれました。
ありがとうございます。
こちらも、昨日持ち帰ったお土産の桃を渡しました。
お土産交換です。
すると、琥珀さんは神妙な顔をして、
「まさか、手で芋を掘るなんて…。非常に原始的な方法で驚きました」
と、琥珀さんは言いました。
「まさか、アースドリルも、ピッケルすら必要としないなんて…」
「そうですか。その気持ちはよく分かります。私も、電気ショッカーの一つも必要としませんでしたから」
「人間は、案外ミニマリストなのですね」
「私もそう思います」
と、私と琥珀さんは言いました。
それを聞いていた奏さんは、
「…さすが従姉妹。やっぱり、発想が一緒だ…」
と、遠い目で呟いたのでした。
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