タケノコ令嬢は今日もタケノコ掘りで忙しい
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そして時は過ぎ。またタケノコのシーズンがやって来る。その間、あの王太子は正式にあのダニエラと婚約したらしい。それでも田舎に引っ込んだロッサナには関係の無いこと。いや、おめでとうとだけ、心の中で言っておこうと思う。
そしてロッサナはフェレーリ家の養子になっていた。正式には、母の兄の養子。
トスカーニは侯爵家、フェレーリは伯爵家でロッサナは降下したことになるけれど、あのトスカーニ家と縁が切れたことを考えると、母の兄夫婦には感謝しかない。
最近、エドアルドの姿が見えない、と口にしたところ、祖母が「エドアルドは実家に戻ったのよ」と言う。どうやら彼は、この地の民では無かったらしい。この地でわざわざ農業を学ぶために、二年間ここにいたそうだ。
そう聞くと、少し寂しい気がするのはなぜだろう。
だがそんな感傷にひたっている場合では無い。とにかくタケノコを掘らなければ。
そして時は過ぎ。またタケノコのシーズンがやって来る。その間、あの王太子は正式にあのダニエラと婚約したらしい。それでも田舎に引っ込んだロッサナには関係の無いこと。いや、おめでとうとだけ、心の中で言っておこうと思う。
そしてロッサナはフェレーリ家の養子になっていた。正式には、母の兄の養子。
トスカーニは侯爵家、フェレーリは伯爵家でロッサナは降下したことになるけれど、あのトスカーニ家と縁が切れたことを考えると、母の兄夫婦には感謝しかない。
最近、エドアルドの姿が見えない、と口にしたところ、祖母が「エドアルドは実家に戻ったのよ」と言う。どうやら彼は、この地の民では無かったらしい。この地でわざわざ農業を学ぶために、二年間ここにいたそうだ。
そう聞くと、少し寂しい気がするのはなぜだろう。
だがそんな感傷にひたっている場合では無い。とにかくタケノコを掘らなければ。