タケノコ令嬢は今日もタケノコ掘りで忙しい
「君は、俺がここに来ると必ずそう言うな」

「ええ、私もこう見えて忙しいのです。この竹林を整備しなくてはなりませんから」

「うん、それはわかってる」

「でしたら、ご用件をどうぞ」

「まあ、用件っていうほどのものでもないのだが。君、結婚の申し込みを断ったって本当かい?」
 そのエドアルドの問いに、ロッサナは驚く。

「もうご存知なのですね。噂になってますか? ロレーヌ公爵とのこと」

「え。まあ、そうだな」

「ロレーヌ公爵には悪いことをしてしまいました。王太子から婚約破棄され、侯爵家を追い出された私と結婚したいと言ってくださったのに」

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