タケノコ令嬢は今日もタケノコ掘りで忙しい
「母を紹介したい」とエドアルドが言うものだから、余計に緊張するしかない。

「あなたが、ロッサナちゃんね」

「はい、ロッサナ・フェレーリです」

 エドアルドの母親はエドアルドによく似ていた。「エドが無理やりあなたにお願いしたのでしょう? わざわざ遠いところを来ていただいて、ありがとう」

 優しそうな人だな、というのがエドアルドの母親に対する第一印象。

「それから、あのタケノコという食べ物。ロッサナちゃんが作っているって聞いたのだけれど」

「はい。私が管理しています」

「そう。あれを食べると、身体の調子がよくなるのよ。あれは年中は食べられないのよね」

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