タケノコ令嬢は今日もタケノコ掘りで忙しい
「そうですね。ちょうど春先にできるものなので」

「また来年、楽しみにしているわ」

「はい、ありがとうございます」
 ロッサナにはもれなくタケノコの話題がついてくるらしい。間違いなく彼女はタケノコ令嬢だ。

 それからドレスを合わせた。エドアルドが準備していたのは青いドレスだ。青くて、スレンダーラインのドレス。ふんわりとしたスカートが流行っている中、あえて流行りとは別なデザインをもってきたらしい。だが、エドアルドの母親が言うには、どうやらエドアルドの好みのデザインとのこと。
 
「ロッサナ様は、細身ですのでとてもお似合いです」
 と侍女が言う。思ったより悪くない、このドレス。体型がかわったから、健康的な肌の色に深い青が映える。
 気に食わないとしたら、エドアルドの好みにされてしまったことくらいだろうか。

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