天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
 錬金術は完璧ではないということを、常に頭に置いておくようにと言うのも父の教えのひとつである。魔道具師と錬金術師は、どちらが欠けてもやっていけないのだ。

「……ええと」

 重さを少なくするためには、中身はくり抜いて筒状にしなければならない。

 直径は何種類か用意した方がよさそうだ。とはいえ、それは試作品ができてからじっくり考えればいい。そもそも、作れるかどうかさえまだ不明なのだ。

(……ピン、はとりあえずヘアピンで代用できるかな)

 紙くらいに薄く作れたらいいけれど、そこは素材次第か。

(本体部分は赤ナマズの皮の抽出液でいいかなぁ……)

 赤ナマズの皮を溶液に溶かすとねっとりとした物体になる。

 それにマナを流して固めると、好きなように加工することができる。スライムの魔石とガラスを固めたものとは違い、かなり軽くできるはずだ。

 そこに保温機能を持つような効果を持たせればいいのだろうか。

(ボルケーノスライムがわかりやすいけど……やっぱり高いよね。それに、熱くなりすぎるだろうし)

< 138 / 279 >

この作品をシェア

pagetop