天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
「問題ありません、王妃陛下。子供でも、簡単に作ることのできる安全な花火ですから……グローヴァー領の新しい特産品にするつもりなのです」
「侯爵がそう言うのなら、安心してもいいのかしら?」
「よろしければ、作っているところを見学なさってはいかがでしょう?」
「ええ、そうね。そうさせてもらおうかしら」
父の仕事部屋は広いから、いつものメンバーに加えて王妃とライナスが加わったところで、問題にはならない。
仕事場には、必要な道具が全部揃えられていた。すり鉢、魔石、その他の素材がたくさん。
「まずは、これをすり鉢ですりつぶすんだ」
ディートハルトがライナスに差し出したのは、デビルローズという魔物の魔石である。
名前の通り、薔薇に似た姿をしているのだが、かなり凶暴な魔物だそうだ。
デビルローズの魔石は染料として使われているのだが、鮮やかで綺麗な赤を作ることができる。
「うんしょ、うんしょ──兄上、これ、力がいるな!」
「ライ、ミリィ達もこっちでつぶすね」
「わかった」
「侯爵がそう言うのなら、安心してもいいのかしら?」
「よろしければ、作っているところを見学なさってはいかがでしょう?」
「ええ、そうね。そうさせてもらおうかしら」
父の仕事部屋は広いから、いつものメンバーに加えて王妃とライナスが加わったところで、問題にはならない。
仕事場には、必要な道具が全部揃えられていた。すり鉢、魔石、その他の素材がたくさん。
「まずは、これをすり鉢ですりつぶすんだ」
ディートハルトがライナスに差し出したのは、デビルローズという魔物の魔石である。
名前の通り、薔薇に似た姿をしているのだが、かなり凶暴な魔物だそうだ。
デビルローズの魔石は染料として使われているのだが、鮮やかで綺麗な赤を作ることができる。
「うんしょ、うんしょ──兄上、これ、力がいるな!」
「ライ、ミリィ達もこっちでつぶすね」
「わかった」